グローバルデジタル本部
ITデジタル部
SC・商品基盤G

世界で勝負するためのDX

Profile

鄭 賢虎(テイ ケンコウ)
2010年に中国より来日して日本語学校と大学院で学んだ後、2014年日系コンサルティングファームに入社。業務コンサルタントとして、業務プロセス改善およびERP導入支援に従事。2019年1月、ジンズ入社。グローバルの基幹システム(ERP)とその周辺システムの導入・運用保守を担当。

DX戦略の一環として、ERP統合を推進

JINSがビジネスを発展する日本・中国・香港・台湾・米国のERPとその周辺システムの導入および運用保守を担当しています。たとえば、各国既存のERPのSCM領域における運用保守を実施しながら、プロジェクトリーダーとして、米国へ次期ERPへのバージョンアップを進めています。そして順次、他国の次期ERPへのバージョンアップを控えています。また、ERP周辺システムとして、各国の店舗に在庫管理や入出庫管理、不良品管理、棚卸を行うアプリケーションを導入しました。
ERPの導入・運用保守をグローバルで推進することは、JINSの重点施策である「DX 戦略」においても重要です。一般的に「DX」と言えば、新たに顧客体験の提供などの華やかなコミュニケーション部分が注目されがちですが、新たな顧客体験を創るためにも、お客様への価値提供に至るまでの部署ごとが抱えている既存業務の見直しも必要不可欠です。そこに着手するための時間を捻出することは、なかなか難しい状況にあることもまた事実です。JINSでは、仕入れから販売、そして会計に至るまで、ERPを通じて様々な部署と業務が繋がっています。全体の業務プロセスを俯瞰した上で、新たなテクノロジーなどを利用し、ERPで業務の自動化や、UI/UXの改善により、社員の業務効率が上がり、そこで空いた時間をよりお客様への新たな提案や企画、工夫を生むことができます。このように、自分たちの業務は、最終的にお客様につながるものなのだと意識して日々仕事をしています。

グローバル展開で感じるJINSのポテンシャル

各国のERPの導入・運用保守をする中で、各国代表者と接点を持つ機会も多いのですが、皆、とてもフレンドリーで協力的です。このように部署や役職による壁のない、オープンでフラットな雰囲気というのは、グローバルでもJINS共通のカルチャーといえるのではないでしょうか。
また、JINSの商品・サービスは日本と同様、私の母国である中国でもたいへん支持されており、世界中どこでも展開できるだろうと実感しています。アフリカなどもアイウエア市場として面白いのではと個人的に思っており、CEOに提言してみたいですね。

JINSの働きやすさと面白さ

入社を決めるときに、他社の内定もあったのですが、そちらはすでに仕組みや体制が堅牢な大企業でした。それに比べ、JINSはある程度の規模間のある企業でありながらもまだまだベンチャー気質のある成長企業です。自ら意思決定できることを重んじていた私にとって、ここでなら将来、大きな役割を任せてもらえるかもしれない。そんな可能性すら感じさせる、企業としての「のびしろ」に期待しました。
実際、ERPにおいてもまだ改善の余地を見つけることができ、入力の自動化やデータの有効活用など、取り組めることがまだまだたくさんあります。社会の変化やテクノロジーの進化によっても、その領域は広がると考えています。新しい事に挑戦し続けたいというモチベーションの方には、うってつけの職場だと思います。働き方としても、コアタイムなしのスーパーフレックス制度や在宅勤務が認められていることから、自由度高くメリハリつけて働くことができています。私は家庭の事情で子供に定期的に付き添う必要があるのですが、付き添った時間分は他の日や早朝に切り替えることもでき、調整や段取り次第で周りに負担をかけることなく業務を進められます。さまざまなプロフェッショナルにとって働きやすい環境だと感じています。

この記事を読んでくださっている方へメッセージ

JINSでは、自分がやりたいことは上司などに発信すれば、会社のベクトルと大きなずれがない限りは受け止め、そのための環境を用意するために前向きに動いてくれます。私もERPでSCM領域に加え、BtoCならではの店舗や、会計領域にも強い興味をもっていたところ、自ら手がける機会を得ました。そんな風に、自身の関心や意欲ある領域に広げていくことができます。ぜひ皆さんと一緒の世の中に「あたらしい、あたりまえ」をもたらしていけるといいなと思っています。