グローバルデジタル本部
ITデジタル部
シニアディレクター

ITで、JINSの描く世界を実現する

Profile

布袋 賢介
大学、大学院で情報工学を学んだ後、2010年に大手SIerに入社。全社のプロジェクトを支えるプライベートクラウドの構築、運用保守を経験し、6年目からはチームのマネジメントも行う。2019年にJINSに入社。マルチクラウドにおけるグローバルネットワークの構築や、コンシューマー向けシステムや業務システムが稼働するパブリッククラウドの、主にインフラ面における設計構築から運用保守までを広く担当。

エンジニアとして、最前線で活躍したい

ITは目的を叶えるための道具であること、そしてエンジニアであるからにはその道具に精通していたい。これが私の信条です。それを持ち続けたいと思うことが、転職を考えるきっかけになりました。

前職は、新卒で入社した大手SIer。私は社内のシステム開発プロジェクト向けに、プライベートクラウドを提供する部署の基盤チームに配属されました。配属当初はシステム基盤の運用保守が主な業務。夜間・休日のメンテナンス、徹夜での障害対応など、技術面(と体力面)はかなり鍛えられましたね。4年目を過ぎたころから、新規開発やエンハンスにも関わるようになりました。社内システムなので技術的なチャレンジが比較的しやすく、新しい技術に触れることができたのはよかったです。当時まだ国内では事例の少なかったネットワーク仮想化や、ハイブリッドクラウドのネットワーク構築などにも関わりました。

30歳になってマネジメント側に回るようになって、この頃から少しずつ技術との距離を感じるようになりました。マネジメントが嫌いというわけではなかったのですが、システム障害では真っ先にターミナルを立ち上げてコマンドを打つタイプでしたから。もどかしさというか、まだ"いち"エンジニアでいたい、技術で貢献したい、と思うようになりましたね。

そこで巡り合ったのがJINSです。環境を変えるならいっそITのインパクトを直に感じられる場所に、と思い、SIerやITコンサルではなく事業会社を選びました。JINSに決めたのは、技術における先進性があったからです。JINS MEMEにサーバレスアーキテクチャをいち早く取り入れたり、JINS BRAINでAIによる機械学習を取り入れたり。そうした攻めの姿勢が、エンジニアにとって最適な環境だと考えました。

常にチャレンジするカルチャー

JINSでは、新しい技術に対して「それは無理では」と口にする人はいなくて、誰もが「面白そうだからやってみよう」と前向きです。やってみなければ分からないなら、やってみる。あえてリスクテイクして、チャレンジして、失敗から学ぶ。そんなカルチャーが根付いています。

入社1年目に経験した全社イベントでの出来事は象徴的でした。例年ならグローバルのメンバーが東京に一堂に会して行われるイベントなのですが、コロナ禍のためオンラインで開催することになりました。「仕方なくオンライン」ではなく「オンラインだからできる」、をテーマにプロジェクトが立ち上がり、私はライブ配信システムの担当として参加することに。配信基盤については何社か提案を受けたものの、要件と予算で折り合いがつかず、「それなら自分たちで作ろう」となりました。前例がない中で何度も壁にぶつかり、心が折れそうになりながらも試行錯誤を重ね、AWSを使ったライブ配信基盤を2ヶ月かけて1人で構築しました。本番は緊張で心臓が飛び出そうでしたが、結果は大成功。配信トラブルはなく、コストは十数万円くらい。大きな達成感を得ることのできたプロジェクトでした。

誰も経験がないから、挑戦する価値がある

私が所属しているグループのミッションは、JINSの事業活動をITエンジニアリングで支えることです。現在取り組んでいるのはグローバルにおけるネットワーク+セキュリティのクラウド化。世界初のSASE提供ベンダーであるCato Networks社のCato Cloudを利用しています。このサービスは私が提案して採用されたもので、これも新しい技術へのチャレンジの1つです。もちろん、新しければ何でもいいわけではありません。大事なのは、「なぜその技術がJINSにとってベストなのか」ということ。機能面での技術的な裏付けだけでなく、事業に対する投資対効果や将来を見据えた拡張性など、ロジックが必要です。

逆にそれさえあれば、「今までやったことがないから難しい」という発想はありません。前例がないので決して簡単なことではありませんが、その分の学びは大きい。持てる力を精一杯振るって、その経験を通じて成長する。そしてそれを次のチャレンジに繋げていく。エンジニア冥利に尽きますよね。

チャレンジを重ねて、自分の可能性を広げていく

前職では、規模の大小はあれ、システムの設計開発から運用保守、チームのマネジメントまで一通り経験できました。これは自分のスキルのベースを作るという意味においてはとても貴重だったと思いますし、身につけたスキルはJINSでも十分に通用している実感があります。

所属グループの名前に「インフラ」と入ってはいますが、私は自分の専門領域を特に決めていません。前述のライブ配信基盤ではバックエンドとフロントエンド、どちらのアプリケーションも自分でコードを書きました。アプリとインフラの境界を曖昧にした「クラウド」にちなんでクラウドエンジニアと名乗っていますが、もしかするとこの先エンジニアという枠すら飛び出すかもしれません。新しいことに挑戦できるJINSだからこそ、これからも自分の可能性を広げていきたいと考えています。

この記事を読んでくださっている方へのメッセージ

冒頭にもお話した通り、ITはあくまで道具です。大切なことは、JINSが描く未来、創ろうとする世界を理解し、共感できること。そしてそこに向かって道具を振るうことを心から楽しい、面白いと思える。そんな人とぜひ一緒に働きたいですね。

チャレンジに困難はつきものです。そんな難しい局面でも、頭を突き合わせて、ああでもない、こうでもないと日々ワイワイやりながら互いに高め合っていく。
そんなチームを私たちと作りませんか。