どうしたらイノベ―ティブな人生、仕事を実現できるか。その解決策として「Think Lab」がある

JINSだからこそ、世界で一番集中できる空間を作れる

Think Labは、一人でじっくり考える(Deep Think)ための会員制のワークスペースです。株式会社Think Labでは、その空間の運営やDeep Think体験を提供するための研究、企業に向けた集中力が高まるオフィス環境づくりの提案・構築を行っています。

なぜ、Think Labを作ったのか。そのきっかけは、わたしが色々な会社を回り集中力を高める方法について話をしていた時に、「JINSの社員さんは、やはりみなさん集中しているのですか」と聞かれたことでした。実際にJINS MEMEを使って数名の社員の集中度合いを調査してみたところ、結果は惨憺。ほとんど集中できていませんでした。
JINSのオフィスは、日本経済新聞が主催する日経ニューオフィス賞で、大賞である経済産業大臣賞にも選ばれたことのあるオフィス空間。一体原因はどこにあるのかと、JINS MEMEを用いて計測したデータを社外の様々な専門家の方と読み解きました。

気付いたのはJINSのオフィスがコミュニケーションを主体にしたコワーキングスペースであったということ。つまり、コミュニケーションを重視したオフィス設計をしていたのです。そのような設計だったため、コミュニケーションには最適な一方、集中して深く考えることは難しい環境になってしまっていました。イノベーションにつながるような良いアイデアは、集中とコミュニケーションの両方があってこそ。

そこで、社長からもアイデアをもらい議論を重ねた結果、集中することに特化したオフィス空間「Think Lab」を作ることとなりました。集中の度合いを測定できるメガネ型ウエアラブルデバイスJINS MEMEを使って集中を測ってきたJINSだからこそ、集中できる環境を作れる。「せっかく作るなら、世界で一番集中できる空間を作ろう」となったのです。

正直に言うと、当初アイウエアをメイン事業としている当社が空間事業を始めることに違和感がなかったわけではありません。でも、面白い空間になりそうだ、というのは感じました。一人のユーザーとして、そういう空間があるなら行ってみたいと思ったのです。

ブランドコンセプトは「Live Your Life」。自分の人生に集中しよう

Think Labでは、「Live Your Life」をブランドコンセプトにしました。自分を知り、好きな時間に好きな場所で自分の仕事に向き合おう、自分の人生に集中しようという想いが込められています。わたしたちが目指したのは、東京に高野山を作ること。実際、高野山にも三度ほど合宿に行きました。そこで知ったのが、空海の「如実自心」という言葉。集中できる人は、自分が何をしたいかを知っている。自分が何をしたいかを語れないような人は集中できないという意味です。その言葉と社長がよくおっしゃっている、「努力は夢中に勝てない」という言葉からヒントを得て、このコンセプトを導き出しました。
Think Labでは、集中するためのさまざまな仕掛けを施しています。具体的には、集中をつくるための要素が6つ、その中には光・音・植物・デスク&チェアなど、集中を上げる因子が25種類もあり、それらを可能な限り取り入れながら、Think Labをカタチにしていきました。

例えば、エントランスに入ると神社にある参道を模した通路があり、あえて照明を落とし薄暗くした空間を一人で歩くことで、自ずと緊張感が高まります。また、参道を抜けると視界がぱっと開かれ、植物が目に入ってきます。このように最初に緊張を作ってから、リラックスさせる。そのような構造にしています。いずれも、JINS MEMEで得られたデータに基づいて考えています。

個人が働き方を選ぶ時代が到来。Think Labを「自分だけのサードプレイス」に

今後Think Labをどのように成長させていくか。わたしには2つの考えがあります。
一つは、今どういう立地に置くとお客さまに対して最大公約数的に価値を提供できるかを模索しています。今後、郊外も含めて最適な立地の条件が分かったところで、都内を中心に出店していきたいと思っています。最高の集中状態を体験できる空間を早くたくさんの方にお届けしたいです。

もう一つは、在宅勤務がこれほど定着してきたことをふまえ、自宅などでもコスパよく効率的にある程度の集中状態(70点くらい)をつくることを「Think Lab Home」というThinkLab空間を自宅で再現できるアイテム(ツール)で提供していきたいと考えています。

上述していますが、当社の社員もオフィスでは集中できていないことが多いとわかっていますのでThink Labをもっともっと活用してもらいたいと思っています。ファーストプレイス、セカンドプレイス、サードプレイスという言葉があります。ファーストプレイスは家、セカンドプレイスはオフィス、サードプレイスはその他。Think Labは、まさに「自分だけのサードプレイス」なのです。
昨今のコロナ禍による影響、変化もあり今後は個人が働き方を選ぶ時代になると考えています。働き方の選択肢が増えるというシーンが増えてきます。個人が「集中したいとき」や「発散させたいとき」などこういう思考をする時はここで仕事をする、という個々における選択能力が上がっている状態が、働き方という側面において組織力を上げるはずです。当社には自社内にThinkLabが用意されているのでぜひもっと活用して新たなイノベーションを起こしていってほしいです。今、ジンズに興味を持ってくれている方、これからジョインいただくこととなりましたらThinkLabのようなワークスペースを用意している企業はなかなかありませんので、ぜひ有効活用してください。

Profile

株式会社ジンズホールディングス 執行役員
事業戦略本部 エグゼクティブディレクター
株式会社Think Lab取締役
井上一鷹


大学卒業後、戦略コンサルティングファームにて大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。その後、2012年JINSに入社。社長室、商品企画グループマネジャー、R&D室マネジャー、MEME事業部統括マネジャーなどを経て現職。JINS MEMEのプロジェクトリーダーとして、Think Labの立ち上げに関わる。算数オリンピックアジア4位、数学オリンピック日本最終選考に進んだ経験あり。著書に「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方」。